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VS Codeで拡張機能をGitHubの開発ブランチからインストールする方法

目次

VS Codeのオープンソース拡張機能である「Front Matter CMS」の翻訳に参加するにあたり、公式リリース前の特定の開発中ブランチを拡張機能としてインストールすることになったので、その備忘録です。

概要

  1. GitHub等のリポジトリから拡張機能のデータをローカルに持ってくる
  2. vsceをインストール
  3. 1を拡張機能として使えるように、vsce packageを実行してVSIXファイルにパッケージ化
  4. 3で生成されたVSIXファイルから拡張機能をインストール

リポジトリから拡張機能のデータをローカルに持ってくる

私は後でプルリクエストをするため、いったん本家リポジトリを自分のGitHubアカウントへフォークして、それをローカルにダウンロードしました。

画面表示を、開発したいブランチに切り替えます。

npm installをして、環境を準備しておきます。

vsceをインストール

マーケットプレイスにはないVS Codeの拡張機能を自分でインストールする場合は、プロジェクトをVSIXファイルにパッケージングし、VSIXファイルから拡張機能としてインストールします。

VSIXファイルにパッケージングするのに必要なのが、@vscode/vsceというVS Code拡張機能の管理用モジュールです。Microsoftが開発・公開しています。これをインストールしておきます。

#npm
npm install -g @vscode/vsce

リンク Publishing Extensions | Visual Studio Code Extension API

vsce packageを実行

ターミナルで以下を実行。

vsce package

拡張機能の規模にもよりますが、しばらく待つとルートディレクトリにvsixファイルが生成されます。

VSIXファイルから拡張機能をインストール

あとは、拡張機能の・・・メニューで「VSIXからのインストール」を選択し、当該vsixファイルを選択するだけです。

VS Codeの拡張機能メニュー

誤って拡張機能の「更新」をしてしまうと、公式の最新版等に上書き更新されてしまうので注意です(その場合は再度VSIXからインストールし直せば戻せます)。

以上です。